第1回 9月19日授業記録;オリエンテーション
授業概要別紙の説明、解説
はじめに;アートはハートの<きもち>を<かたち>にする行為。
<かたち>にすることで<きもち>に気付くと同時に相手との交流(コミュニケーション)が生まれる。
<かたち>を通じてのお互いの想像の場が発生してくる。
<ことば>はリアクティブな<かたち>の一つ。
<かたち>は、FORM(形式、形態)。
<きもち>は、身体で感じることから生まれる。FEEL(感受、感性、感覚・知覚)。
to Feel、と to Form の交感。その過程で気付くことto Find にこの授業のねらいがあります。
どんなことを気付くかは、それぞれのお楽しみです。皆さんがそれらを共有することで大きな財産になると思います。
<からだときもち>、<ものとイメージ>、<ことばとアイデア>の各ステップの意義付け
step1 <からだときもち>では、五感をもとに身体全体で感じることを自覚すると同時に拡げ深める体験をもとにきもちの動きを知覚することで表現の発生を体験する。
step2 <ものとイメージ>では、具体的な土、木、石、紙、紐、塊、などものとかかわることでイメージが発生し、また変容するさまを体験する。見立てやイマジネーションの生成を感じ考えてみる。
step3 <ことばとアイデア>では、ことばの象徴性から想像性、ストーリーの発生から発想の過程を体験する。ことばは声に通じ、声は話し、語り、意識化、概念化、そして想像、計画とアイデアの源泉を感じ考えてみる。
導入として;身体感覚による気づきの導入として以下のワークショップ(以下WS)を行った。
WS1 古新聞紙を破らないように注意してできるだけ柔らかく揉み解す。
;どんなことに気づいたか?/柔らかい、別のものみたい、布のようだ、和紙みたい、/縮んだ、伸び縮みする、/気持いい、(包まれて)寝たい、ボーっとなれる、/手にインクが付いた、/その他

WS2 新聞紙を楽器に見立てていろんな音を出してみる
各グループで歌を決め演奏発表する/「かえるのうた」、「チューリップ」、「めだかの学校」、など
新聞紙を揉んだり、丸めてたたいたり、ひっぱったり、破ったりと、いろんな音が生まれた。さらに歌に合わせて合奏するとリズムや表情、音色など、即興的なグループ発表でしたが愉しい表現が生まれました。

WS3 残りの新聞紙でできるだけ高いタワーをつくる。制限時間は10分
グループワーク。限られた条件で目的に対してどう感じ考え解決策を見出すか。それぞれの方法で文字通り手探りでの応答でした。


ART は、HEART のかたち付け。HEART-HEART- とつなげるとEARTH 地球が見えてくる。身体で地球を感じることはアートの基本。地球は私たちをシャボン玉のように包み込んでおり、身近な息、熱、重さ、生き物、風、天気、季節、などなど足の裏や肌の身体全体で感じることが出来る。アートは、クリエイション=創造行為といわれるが、はたして何を創造するのですか?創造とはどういうことですか?この問いは、授業の課題です。各自、授業を通じてこの問いを深めて自らの解を探してください。
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