<モノとイメージ>のテーマは、あるという存在感や物質感、触覚的に知覚できるものと視覚的な目に映る表象といったイメージとの遷りについて感じ、考えてみる。手で知覚できるものから目で知覚することの相違や差異はなんだろう。発達的には触覚から視覚へと広がっていくが、それはどのような変化をもたらすのだろうか。この単元では、モノという存在と表象というイメージ(思い描く像)の関係を巡ってみよう。
まずは<色>から。色はモノとイメージのどちらに属するのか、それとも別のなにかだろうか。
それぞれの色をテーマに、身の回りのグッズを持ち寄る。
カラースペクトルの順に並べてみる。
赤ーオレンジー黄ー緑ー青ー紫の順、明るいと暗いを上下に。
三原色、色相、明度、彩度などの色の属性。
残像効果を試してみる。約30秒ほどグッズをみつめた後、白い紙をみつめるとどうなるか。
固有色と反射色、材質の違いと色味、など。身近なもので色を観察。
WS15 並べる(配置と秩序)
B4画用紙のうえに、5つの身の回りのグッズを並べてみる。そのときになんらかの秩序を与えなさい。
5つのモノの関係を意識してみる。
WS16 顔に見立てる
5つのモノで顔をつくり、そのキャラクターをイマジンする。
キャラクターは、年齢、男/女、趣味、好き嫌い、性格、家族、職業、など、など、できた顔の表情から勝手にイメージを拡げてみよう。