画面全体にパスで描いた上に、色を変えて塗る。
最初はパスでやわらかく塗ると画面の凹凸が浮き上がってくる。
さらに画面に塗りこんでいってスクラッチの下地をつくる。
塗るという感触は、線を引くのと違って「なぜる」、「こする」といった触覚的な肌触りや手の動きを感じる。かくという手の動きの変化や画用紙の厚みややわらかさ、弾力といった手を動かす抵抗感のようなものを感じられるだろうか。
次に、硬いもの(ヒゴを使用)で表面を引っ掻いてみる。その感触。
引っかいた線をパスで上描きしたり、こすったりすれば何度も引っかくことができる。
ここでは手の赴くままにラクガキしてみよう。
WS7 字を書くと線を描くのあいだ(線をかく導入練習として)
B4画面を横位置で4段に
第1段に、なまえをひらがなで横幅一杯に(目で測りながら)書く;文字を書く動きと左脳の意識
2段目に、文字と運筆の動きすべてを画面から筆記具を離さないでなまえをかく;文字と手の動きの線の同居、左脳と右脳の混乱
3段目、文字の形よりも手の動きや線の抑揚、かくスピードや変化などを意識してすばやくサインするようにいっきに描く;線で文字を書くから、手の動きやきもちの線を描く(読めなくとも構わない)
最後の4段目では、四拍~五拍のリズムでいっせいに描いてみる
ひらがなはどのようにしてできたのか? <あ>←<安>
WS8 四角を描く(4人グループで1分間ごとの廻し描き)
画面に色鉛筆で四角を自由に描く。1分間描いたら画面を隣の人に廻して、四角を描き加えていく。
一巡した最後は、自由な色で任意の線で囲まれたところを塗ってみる。
ここでは、意識的に四角形というかたちに特定することで、かく=手の動きを導入。
どんな画面ができるのだろうか。
次回につづく
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