準備;半紙、パス類、色鉛筆、等
WS13 フロッタージュ;教室およびその周辺からいろんなものを擦りだしてみよう。
凹凸のある表面を擦ることで、手の運動系と触覚感、そして視覚の効果などを味わう。
同じものを色を変えて擦りだしてみる。
少しずらして見て擦りだす。
違う表面を重ねて擦りだす。
パス、色鉛筆と描画材の変化で擦りだす。
色を変えて、重ねてみて、手で直接擦ってみて、など、遊び心一杯に試してみよう。
WS14 コラージュ;B4画用紙にフロッタージュした半紙を切り貼りして画面構成を試みる。
まずは、画面に触発されるがままに切り貼りしてみる。
形に添って切り出す。部分を集める感じで切り貼り。
同じ色合いでもテクスチャーの違いを。
出来たものを鑑賞。
<かたちときもち>の相互の関係について、各種試みてきました。どんなことを感じ、考え、思ったでしょうか。
<かたち>になる過程には、いろんなことが見え隠れしてきます。
ステップ1は、身体全体で感じることをベースに、手と道具、材料の性質などに気づいてほしいと思います。手と道具の間をつなぐものには、運動系と神経系、触覚や視覚、そして聴覚といった多様な感覚が混在します。
<うつす>行為には、映す、写す、移す、といろいろな意味合いが含まれてきます。
フロッタージュは、ある種写真の原型です。その形には、実在という感覚知覚されたモノの実感が裏打ちされているからです。それらが、表象という視覚像へとかたちを遷していくには、複雑な経路が介在します。
「かたち」になっていく過程は、「きもち」が意識される過程でもあります。
次回からは、ステップ2として、「モノとイメージ」をテーマに、具体物から私たちは何を感じ、またどのような見方や関わりが生まれるかを扱います。
来週は、色を一色決めて、身の回りのモノ三つほど持ってきてください。
例)赤;赤い財布、赤い表紙の本、赤いスカーフ、など、といった具合です。
選ぶ色は、自由ですが、複雑微妙な色よりもできるだけわかりやすい単純な原色や純色がしやすいと思います。どんなものが集まるか楽しみです。
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